犬猫のからだのつくりを知るための3つのポイント
歯と顎のつくり
犬や猫は鋭く尖った歯と縦にのみ大きく開く顎を持っています。これは獲物を襲う為に、大きく開く作りになっています。肉食動物は、縦にしか動かない大きな顎で獲物に食らいつき、鋭く尖った歯で肉を引き裂き、咀嚼が出来ないので丸呑みをする。この動作こそが肉食動物の動きとなります。そして犬や猫もこの様な歯と顎の仕組みになっています。
唾液
アミラーゼは穀類に多く含まれる、炭水化物の消化酵素になってます。肉食動物は今も昔も穀類を主食としていないので、唾液中にアミラーゼが分泌されてません。これは犬猫も同様です。肉しか食べてきてない動物だったので、体の発達としてアミラーゼが備わってません。今までの歴史の中から、私たち人間や草食動物とは食べてきてたものが違う事が証明されます。
消化器官
肉は非常に消化吸収が早い食べ物です。そのため肉食動物の消化器官は短くなります。植物は体の中に入ってから溶けにくい食べ物です。植物を食べる場合は長い時間掛けてゆっくりゆっくり消化し、ゆっくりゆっくり体に取り入れなければいけません。その為に長い消化器官を持つようになりました。
犬とオオカミの消化器官は典型的な肉食動物の消化器官になってます。また肉を丸呑みするので大きな胃を持っているのも特徴です。